新規事情というものは大概にして少ない人数で業務を回さなければならず、とかく「仕事が属人的」になりがちである。例にもれず、現状においても自分が休めば止まってしまう業務が多々あるだけでなく、そもそも業務が滞っていたため、当初はこの週末の出勤を予定していた。
そんな最中の悲報。一昨日の深夜に、祖母が亡くなった。
以降、昨日一日中、「果たして自分はどうすべきか??」を、自分はずっと悩んでいた。しかし最終的には、何よりも家族(父)にハッパをかけられた。
何かが間違っているとしても、それを変える為には先ず義務を全うしなくてはならない。それが、「企業に属して働く」ということ。おそらく父はそうして自分たちを育ててくれたのだろう。
普段から多くを語らず、今回もただ「行きなさい」とだけ語った父は、今までに見た事がないくらい、辛そうな顔をしていた。当然だろう、実の母を亡くした直後に、今度は実の息子に無理を強いらなければならないのだ。
そんな父の心境を、今の自分はまだ完全に察する事が出来ない。ただ一つ言えるのは、自分はそんな家族を尊敬している、ただそれだけである。
そうして僕は、実家を後にする。明後日の通夜までに必ず全てをやりきり、実家に戻ってくる、そう祖母に約束をして。
そういえば今日は・・いみじくも昔、結婚を考えた末に互いに別れを選んだ人の誕生日。
これら大きな運命の中、いま自分の中で何かが確実に変わった気がする。